母と妹と、父のお墓参りに行ってきました。
お父さんとは住んでいた県が違い、
その関係で私の居住地からお墓が遠かったので
約半年経ってようやく行くことができました
初日、父のお墓がある霊園と一文字違いの霊園があって
間違えてそちらに行ってしまうというハプニングもありましたが笑笑
道中もお線香をあげる時も
結構みんな明るく、よく笑い声もあげていました。
(明るく生前の思い出話を語ることで自身を元気づけるのが
我が家の弔い方?です)
でもお線香をあげ手を合わせ終わった時
隣で妹が泣いていました。
妹は大学時代、父の家で暮らしていて
父が癌が見つかってからわずか数年で弱っていってしまう様子を
ずっと目の当たりにしていました。
実は私と父は物心着く頃から一年に1、2回程しか会っていなくて
総合的に会っていた合計時間が1年間にも満たない為
私は寂しさはありますが、
実感がなくて今でも正しく悲しむ事が出来ません。
お通夜で父の顔を見た時に、
初めて見る父の目を瞑った姿に
私は父の寝顔も知らなかったのだなと驚いたくらいです
でも妹は父が部屋で寝たきりになった時も
あまりに静かな様子に「死んでいるんじゃないか」
と心配で様子を見に行って
父の寝顔を見ながら呼吸していることを確かめた事が
何度もあったのでしょう
引っ越したばかりの父が元気だった頃は
一緒に自転車で街を回ったり
お店に入って服を買ってもらったりしたと言っていました
一般的な父と娘らしく、反抗期もあって、
同居する父を疎ましく思うこともあったようです
でも晩年の父をずっと近くで心配して支えていたのが妹でした
妹の心の中には
きっと私の知らない父親らしいお父さんの姿が
いっぱいあったんだと思います
あまり私達の前で弱い感情を見せない妹ですが
涙を流す妹の姿に
本当はずっと大きな損失感を抱えていたんだろうなと感じました。
お母さんがぽつりと
「早すぎたね、お父さん」
と呟いていました。
お父さんはお父さんなりに
妻を大事にして、子供達を守っていてくれていたのでしょうね
当日は道中ずっと雨だったのに、
お墓参りの時だけ雨が止んでいました。
お父さんが止めてくれたのかな?
またビール持って行くからね、お父さん
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