父の四十九日が終わりました

先日父の四十九日法要が終わりました。
この日をもってお父さんは仏様の元へ行き
私達のご先祖様として私たちをいつでも天国から
見守って下さるのだと、僧侶の方に言われました。



昨年末に大切な家族だったインコのピノが急逝し、
一ヶ月後に父が亡くなり、
「死」というものに恐ろしいほど向き合わさせられた数ヶ月でした。


お父さんは誰よりも身体も回復力や免疫力の強い人で
誰も、まさかこんなに早くその日が来るとは思いませんでした。

同じくピノも
私たちと違って家の中だけで暮らしていたので、病気にさえ気をつければ
事故や事件に巻き込まれることもなく、
寿命まで生きてくれると、ずっと思い込んでいました。


私が声をかければ必ず返事をしてくれたお父さんが、
どんなに声をかけても、もう返事をしてくれない。
私が撫でればじっと私を見上げてきたピノの目は
どんなに泣きながら揺すっても二度と私を見てくれない。

これが「死んでしまう」という事

こんな当たり前のことが
分かっているようで全く分かっていなかったと
心の底から思い知り、激しい損失感がずっと消えませんでした。


それで最近思うようになったんです

誰よりも健康なお父さんが病気になったように
私達の中で一番可能性の低かったピノが先に順番が来たように
誰がいつどうなるかなんて分からない


私もいつか、お父さんのように顔に白い布を被せて横たわる日が来るはずで
ピノのように一人ぼっちで火葬場に入って骨になる日が来る

それは明日かもしれない可能性だってあるんだと。



そう考えるようになって
自分が嬉しいと感じた事
楽しいと思った事
そして大切なピノの可愛い仕草や
お父さんとの思い出を、どこかに書き残しておきたいと思うようになりました

私が忘れないうちは、記憶の中のお父さんやピノは
ずっと生きていてくれるんじゃないかと、そう願って。

それがこのブログのきっかけです

私の心の中を綴るこの場所では
肩で幸せそうに羽繕いするピノと
大好きなお酒を沢山飲みながら真っ赤な顔で笑うお父さんの
楽しかった瞬間がいつまでも続いていてくれたらいい…


もしいつか誰かがひっそりこの場所を見つけてくれて、
ここに確かに、色んな人に愛されて精一杯生きた、
しがない大切な家族がいた事を知ってくれたらとても嬉しく思います。

↑お父さんと最後に歩いた国立の公園。
この日はお父さんの調子がとても良くて、穏やかな時間を過ごしました🫧
紅葉のグラデーションがとても綺麗✨

↑手の上が大好きなピノ。
とにかく人といるのが大好きで
私たちといる時は常に手や肩にべったりでした💕

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