ピアノの魔術師【フランツ・リスト】

こんにちは!

最近Youtubeの方で
カンパネラやマゼッパ(冒頭のみだけど)
を立て続けにあげたので
作曲者であるリストについてまとめてみました。



リストといえば個人的には

超絶技巧!!!
派手!!!

というイメージで
音大生が大喜びでガンガン弾いていますよね


ショパンやモーツァルトの曲のように
めちゃくちゃ弾きづらいのに
聴き手には大して難しく聞こえない
奏者にとって張り合いがない曲もある中で

リストは難しい曲が
ちゃんとそのまま難しそうに聞こえるので
自慢げに弾きびらかすにはピッタリ笑

そんな音大生に大人気のリストの
基本情報を最初にご紹介します↓↓↓

フランツ・リスト 

(1811-1886)
出身:ハンガリー🇭🇺
時代:ロマン派
代表曲:ハンガリー狂詩曲、愛の夢、など
   

彼は『ピアノの魔術師』の異名を持ち
その名の通り超絶技巧練習曲をはじめ、
技巧高い曲を数々作曲しています。


そんな超絶技巧見せびらかし大好きリストですが

実際に伝記を読んでも
彼は華やかで明るく社交的、
顔もイケメン✨で熱狂的なファンは多かったそうです。

そんな人気ぶりをあらわすエピソードをひとつご紹介↓





ほんとかよ!


と正直言いたい。笑

でも多少盛ってはいるものの
彼が熱狂的に人気だったのは間違いないようです✨

今でいうジャ◯ーズとかそういうアイドル系
な感じなのかな??

パフォーマンスも
凄まじかったみたいですね!



ちなみに先ほど名前を挙げたショパンとリストは
完全に同じ時代のピアニストで
2人は邂逅もしています。

ただ、
でかい会場でワーキャー派手に演奏する社交派リストと
こじんまりしたサロンで演奏したい内向派なショパンは
ソリが合わなかったそう。(そりゃそうだ)

でも誰にでも心を開いてフレンドリーなリストは
ショパンのことも好きだったみたいですよ〜
(ショパンの方は知らんけど)


さて、そんなリストの人気曲といえば
ラ・カンパネラですね


実はこの曲、、、





彼のオリジナル曲ではありません。




こちらはもともと別の人がバイオリン用に
書いた曲でしたが
彼がピアノ用に編曲をしたものなのです。
(そして今ではそっちの方が有名だという。。。)


リストが人の曲をアレンジするのは
これだけではなく
他にもいろんな人の曲をアレンジしまくっています

そして大体アレンジされた曲は
原曲より華やかに変えられています笑



今回はその中で私が大学時代にやった
シューマンのアレンジエピソードを描いてみました
ぜひ聴き比べてみてください笑

シューマンの献呈は内に秘めた優しい愛、といった感じで
静かでしっとりと歌う曲なのですが

リストの編曲したものはだんだんダイナミックに興奮し始めて
最終的にはまさに『世界の中心で愛を叫ぶ』状態です笑


こんなん思ってたんとちゃうわ!!!

とシューマンがキレるのも無理はない




リストの手はかなり大きく
超絶技巧も難なく弾きこなしていたので
彼の残した曲は大体超絶技巧だし
オクターブだらけになりがちなんですね。
(個人的には減7、9あたりの和音を展開させる
曲が多い気がする。。。)

さらに初見演奏も得意だったとか。

そりゃ魔術師ですわ。。。




さて、最後に

そんな派手好き華やかリストですが

彼は信仰心がとても強く
最終的には僧侶となり宗教音楽に力を入れました。

また人当たりがとても良く
困った人を助けたエピソードも残っています。

今回の最後に
私が小学校時代、道徳の授業で習った
リストの心温まるエピソードをご紹介します。

こちら私の読んだ伝記には記載がなかったので
どこまでが本当なのか分かりませんが

調べてみると近い話が幾つか出てくるので
きっと本当なのかな〜と信じていたい😌

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